日記
もう一つの事業を行う理由
事業行う理由2つ目
前回は私が起業し事業を行う理由をお伝えしました。
前回に続き、今回は私が事業を行う理由2つ目をお伝えしたいと思います。
私は、大学卒業後にいわゆる財閥系と呼ばれる大手不動産デベロッパーに入社し、
不動産開発・アセットマネジメント・売買仲介業務など複数の部門を20年近く経験したのち、
今から約5年前に独立起業し法人化を4年前にしました。
「ゼロベヤ」というオンラインに特化したオンライン賃貸仲介サービスを起ち上げ軌道に乗ってきた時に
ある疑問をふつふつと感じていました。
「なぜ人々のきわめて重要な『住』というものを扱っているのに、こんなにも居住用不動産特に
仲介会社に対する評判が悪く、不動産業界=闇、ブラックのようなレッテルが貼られてしまっているのか?」
という事です。
私は不動産業界の中では、大手と呼ばれ、不動産業界の商流の中では一番大元にある
開発者・所有者また売主・貸主という立場の会社に長くおり仲介事業も売買メインで評判も比較的良い会社に居ましたので
正直上記のような疑問はそれほどなく、ある意味温室育ちというか、それほど実感することはありませんでした。
不動産業界というのは、いくつかの切り口で分類が出来ます。
まず職域のところでいうと
・開発➡いわゆるデベロッパーと呼ばれマンション戸建て等居住用不動産、オフィスビルや商業施設等の開発・所有して貸主になったり、
売主になったりします。
・流通➡いわゆる仲介会社で、仲介も売買仲介と賃貸仲介に分かれます。
・管理➡管理会社でまさに現場を管理したり、オーナーに代わって賃貸人代理として一切の窓口になったり、一部の業務を任されたりしています。
細かい事を言うともっと分類できるのですが全体感でいうと上記の3つです。
あとは不動産の種別で分ける方法もあります。
・居住用不動産➡マンション、戸建てなど
・事業用不動産➡オフィスビル、商業施設など
上記は実需不動産とか投資用不動産とか投資用物件など違う切り口で区分けする事も
良くありますが一般の皆様に分かりやすいのはマンション・戸建てとかオフィスビル・商業施設とか
そのような分類の方が分かりやすいかと思います。
私は職域のところでいうとデベロッパー時代は開発部門、売買仲介部門、管理部門と全てを経験しています。
不動産の種別で言っても居住用も商業用も経験しています。
ただ、実際に地場に根差して商売をしている仲介会社に勤めた事が無く、自身で経営してみて
初めて世間の住宅系仲介会社に対する風当たりの強さを感じる事となったのです。
ネットを叩けば、あらゆる仲介会社さんの悪評などがたくさん出てきます。
業界の闇や、ブラックな業界などのイメージは皆様も持たれていらっしゃるかもしれません。
確かに実際に私も現場に出ていて、幾度となくそういった不動産管理会社担当者さんと(仲介でも管理側と一般の方へ物件を紹介する側に分かれますが
弊社が賃貸仲介で行っていたのはお客様側でした)バトルというと大げさですが、
お互いに主張しあって話し合ってという事があり、そんな時は「なんて不誠実なんだ、評判の通りだ」なんて
感情的になってしまった事もありましたが、実際はそんな会社さんや担当者、営業マン、経営者ばかりではない事も
徐々に分かってきました。
売主、代理、貸主、管理など立場関係なく本当にお客様のためにと思って、この業界に携わっている方々は
とても多いんですよね。
熱い想いをもった営業担当者さんや管理担当者さん、経営者さんにもたくさん出会いました。
弊社のスタッフはもちろんですが、この不動産業界、特に居住用不動産業界が少しでも
こういった悪評ばかりではなく、熱量持ってお客様の素敵な住まい探しの為にという人が
沢山いる事を微力ながら世の中に伝えていき、どんどんこの業界が洗練され、皆様に信頼され、期待に
答えられるような業界になるよう尽力していきたいと考えております。
これが私が、私たちが事業を行っている理由の2つ目です。
生意気を言ってしまいましたが、せっかく事業を展開するのだから、世の為、人の為、業界に貢献していきたいと
本気で考えています。
こんな会社や人間がいるという事が少しでも伝われば幸いです。
株式会社フューチャーリアルティ代表取締役 永原功一朗
私が事業を行う理由
私が事業を行っているのは、「事業を通して世の中に少しでも良い影響・プラスを与えたい」という想いからです。
なぜこのような想いに至ったのか自分でも思い返しますと、家族や親族、友人、知人、ペットも含めて身の回りの存在の死というものが大変身近にあったからだと思います。
父は私が学生時代に大病をして何十回も大手術をして、病気をしながら会社員として仕事をしながら私たち家族を養いながらも20年近く生きていましたが、60歳になる前に亡くなりました。
またその父の父、私の祖父は自宅で火災を起こし亡くなりました。
親戚や友人知人、ペットもそれぞれさまざまな理由で亡くなっている数も少なくありません。
そんなとき、人が生きる意味というのをよく考えるようになりました。今私には幸いなことに元気な家族・子供たちがいます。
そんな身近な死と、子供たちに将来どうなってもらいたいかと合わせて考えたときに、人の生きる意味というのは幸せになること、
その幸せというのは他人を不幸にして自分だけが幸せになることではなく、身の回りの人や世の中に対して少しでも笑顔を増やしていくことではないかと確信していく事となりました。
そのために私は自分が会社、それぞれの事業を起ち上げる事でその事業が少しでも世の中にプラスの影響を与え、みんなに笑顔になってほしいという思いで事業を行っています。
サービスを提供するだけでなく、雇用を生んだり、情報を発信する事でも世の中にプラスの影響を与えていくことができます。
今後も世の中のために誰もが透明性のある安心な不動産取引を提供し社会、人々を幸せにしますというミッションのもと、私たちは挑戦していきます。
代表取締役 永原 功一朗